【野球】代打とは?代打の神様とは?わかりやすく解説!

代打のルールを皆さんは知っていますか?

野球をよく見る人は、そのシーンを一度は見たことがあるのではないでしょうか。

全くわからないという方もご安心ください!

今回は「代打」の基本的な意味詳しいルールを、小学生でもわかるように解説していきます!

こんな方にオススメ
  • 「代打」の意味とルールが知りたい
  • 「代打の神様」が知りたい!
  • もっと野球に詳しくなりたい!

まずは簡単に、用語解説からです!

用語解説

代打とは?
野球において現在バッターボックスに立っている選手の代わりに、打席に入ること

代打とは、野球において現在バッターボックスに立っている選手の代わりに、打席に入ることを指します。

代打が出される例

代打について詳しく見ていきましょう。

  • 負傷交代のとき
  • より打てる打者に変えるとき
  • 投手を変えるとき
  • 相手投手との相性を考慮したとき
  • ランナーを進塁させたいとき

負傷交代のとき

1つ目は、打者がデッドボールなどで負傷し、プレーを続行できない場合です。

代わりの新しい打者を送り出すことで、チームの攻撃力を維持し、得点を獲得するチャンスを逃さないようにすることが狙いです。

より打てる打者に変えるとき

2つ目が、得点が獲得できるチャンスの場面で、ヒット率の高い打者を送りたいときです。

純粋に、打てる確率の高い打者を代打で送り出すことで、チームの得点力を向上させ、勝利につなげることができます。

投手の代わりに

先ほどと似た内容になりますが、3つ目が得点が獲得できるチャンスの場面で、投手の打席に回るときです。

プロ野球ではよく見られる光景です。

投手はだいたいの投げるイニング数が決まっているので、そのタイミングに合わせて代打を送ることがあります。

投手の代わりに、打撃力のある打者を送り出すことで、チームの得点を増やすことができます。

バント店長

大谷翔平選手のような、投げて打てる投手なんてなかなかいないんですよ!

相手投手との相性を考慮したとき

4つ目は、相手投手が左投げから右投げに交代した場合に、相性を考慮して右打者から左打者の打者に代えることもあります。

投手に対して、相性の良い打者に代えることで、チームの打撃力を最大限に引き出し、得点を獲得する確率を高めることができます。

バント店長

一般的に、投手が右投げなら左打ちが、左投げなら右打ちが投手の投げる手元が見やすいため打ちやすいと言われているよ!

ランナーを進塁させたいとき

最後は、ランナーを進塁させたい場面で、バントが得意な打者に代えたいときです。

代打としてバントが得意な打者を送り出すことで、既に塁に出ているランナーを進塁させれる可能性が高まります。

代打を送る状況として、よく見かけるものを5つ例に出して紹介しました。

以上のことから、代打の役割は重要と言えるでしょう。

代打が出場することによって試合の流れが代わり、チームの勝利に繋がることもあります。

英語では?

代打は英語で 「Pinch Hitter(ピンチヒッター)」と表します。

言葉自体は、聞き馴染みがあるかもしれません。

困難(ピンチ)な状況下での起用で、代打がそのような状況で活躍(ヒット)するため、この表現が使われています。

しかし、代打が送られる状況を考えてみましょう。

必ずしもピンチだとは限らないですよね。

むしろ、チャンスの場面にも出場することのほうが多くないですか?

それはなぜなのでしょうか。

なぜチャンスなのに「ピンチ」?

昔の野球では、代打ができる場面が限られていました

例えば、ケガや病気などで選手が試合を続けられない場合には代打が認められましたが、普通の状況ではできませんでした。

そのため、危機的な場面での代打交代が主であり、「ピンチヒッター」と呼ばれるようになりました。

ただし、「ピンチ」という言葉は必ずしも消極的な意味だけではありません。

テレビなどでも、タレントさんの病欠などで「ピンチヒッター来ました」と言ってるのを聞いたことがあるかと思います。

そのような場合も、他のタレントさんの「代打」として出演していますよね。

このように、代打として出場する選手はチームにとって、勝利をつかむための重要な役割を果たすことが期待されています

実際、代打でヒットを打つ選手は多く、チャンスへの強さから「代打の神様」と相性がつく選手もいます。

代打のルール

代打の際のルールも紹介します!

カウントを引き継ぐ

代打は、その打席のカウントをそのまま引き継ぐというルールがあります。

「1ボール、2ストライク」というカウントで代打に交代した場合

代打も同カウントである「1ボール、2ストライク」から打席が始まります。

つまり、代打としてその打席に入って1つストライクをとられてしまうと、すぐに三振となってしまうんです。

今までのカウントは代打に交代したからといって、リセットされることはありません

この点は、特に注意が必要になりますので覚えておきましょう。

三振の記録は前の打者

代第の際には、基本的には打席が完了(ヒットや三振)をした時点における打者にその記録が付きます。

しかし、2ストライクを取られた後に代打として出場した打者が、ストライクを取られ三振した場合には、2つ目のストライクを取られた打者に三振の記録が付きます

指名打者(DH)との違い

指名打者と代打はともに「打撃職人」の特徴から勘違いするされるかたもいらっしゃいます。

それぞれどう違うのかを見ていきましょう!

指名打者代打
守備しない基本する
試合の出場最初から途中から
日本プロ野球パ・リーグのみ両リーグ可

「指名打者」は打撃専門のポジションです。

基本的に投手の代わりに、打撃を行うため守備を行うことはありません

一方の「代打」は、変わった選手のポジションに付くことが多く、そのまま守備も行います。

(ただし、投手への代打のときなどは、その打席のみで守備につかないこともあります。)

「指名打者」はスターティングメンバーとして、試合の最初から出場しますが、代打」は必ず試合途中からの出場です。

日本プロ野球では、「指名打者」はパ・リーグのみ採用されていますが、「代打」は両リーグで可能です。

代打の神様

代打で出場し結果を残す、勝負強い選手のことを「代打の神様」と呼ぶことがあります。

ここからは、有名な「代打の神様」を紹介していきます!

八木 裕(阪神)

「代打の神様」という言葉が生まれたきっかけの選手です。

1990年代に活躍した選手で、90年代後半には新庄剛志選手らの台頭により戦力外の危機となりましたが、「代打の神様」として復活します。

97年は代打で42打数17安打、打率.405、出塁率.500、16打点と驚異的な数字を残します。

勝負を決める場面で劇的な一打が多かったことから、吉田義男監督から「代打の神様」と絶賛される選手でした。

桧山 進次郎(阪神)

先ほどの八木に次ぐ、「代打の神様」と呼ばれファンに愛された選手です。

通算代打起用回数、代打安打数、代打打点数のすべて歴代2位を記録しています。

勝負強さは記録としても証明されている選手です。

現役最終打席となった代打の打席でもホームランを放っています。

まとめ

代打とは?
野球において現在バッターボックスに立っている選手の代わりに、打席に入ることこと!

今回は、「代打」について解説してきました!

ファンを魅了する「代打の神様」についても知ることができたのではないでしょうか!

この記事で「代打」について理解して、野球をより一層楽しんでいただけたら幸いです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!