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2022年からメジャーリーグでは「ピッチコム」というもの導入されました。
皆さんは、この「ピッチコム」ご存知ですか?これは、サイン交換の最先端の技術です。
言葉の意味すらわからない!という方もご安心ください!
今回この記事では「ピッチコム」の言葉の意味から、その仕組みや具体的な使用事例まで小学生でもわかるように解説していきます!
まずは簡単に、用語解説からいきます!
用語解説
- ピッチコム(PitchCom)とは?
- 投手と捕手のサイン交換に使われる電子機器のこと
ピッチコム(PitchCom)は、ルールなどではなくサイン交換に用いられる電子機械のことを言います。
言葉だけじゃイメージしにくいので、実際に使用しているこちらの動画をご覧ください!
仕組み
ピッチコムは、その機械のボタンを入力することで、サインを音声として伝達することができます。
ボタンの入力コンビネーションによって特定の球種と、そのコースを入力することができます。
投手がたびたび耳元にグラブを当てているのは、「音声」によって球種の指示がながれるためです。
サインの音声はカスタマイズすることができ、その投手の母国語の音声で球種・コースを聞くことができます。
使用上のルール
- 投手、捕手、そして最大3人までの野手が着用可能(最大5人着用可能)
- サインを送ることができるのは1人のみ(通常は捕手)
投手、捕手以外にも、野手でもサインの送受信をすることが可能です。
ただ、サインの送信をすることができるのは1人のみです。
通常は捕手がサインを送ることが多いですが、「ピッチコム」を使用することで投手から捕手へのサイン伝達も簡単になりました。
大谷翔平選手もそのうちの1人で、ピッチコム(送信機)を上腕の内側に装着しているようです!
捕手、投手が相互で送受信しあうのではなく、一方通行であるのはこれまでのサイン交換と同様です。
ピッチコム導入のメリットを紹介していきます。
2023年にMLBでは新ルールの「ピッチクロック」が導入され、投手は投球間隔を短縮して投げなければいけなくなりました。
ピッチャーがボールを受け取ってから、投球動作に入るまでの時間制限のこと。
サイン交換に費やす時間的余裕がなくなったため、投手が首を振るなどして、サインが合わなければすぐに「ピッチクロック違反」となってしまいます。
このピッチクロックでは投手からもサインが送れるようになったので、投手がサイン交換で首を振ってサインが合わないということが減り、サイン交換をスムーズに行えるようになります。
MLBでは、サイン盗みがたびたび問題となり、処分が下される例もありました。
この「ピッチコム」では、投球におけるサイン交換を目では見えない音声で届けるため、相手チームからサインを盗まれにくくすることができます。
ボタン操作はあるため、100%なくすことは難しいかもしれませんが、それでも減らすことは間違いないでしょう。
また、「ピッチコム」は盗聴などのハッキングは困難なものとなっています。
今回は、「ピッチコム」について解説してきました!
導入して間もなので、最初はなれませんが数年後には、日本でも当たり前になっていくでしょう。
この記事で「ピッチコム」について理解して、野球をより一層楽しんでいただけたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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