【野球】各ポジションの役割は?どんな人が向いているのかを解説!

野球は9人でやるスポーツです。

ただ、「ポジションが多すぎてわからない」「それぞれの役割がわからない」方もいるのではないかと思います。

今回は野球におけるポジションと、それぞれがどんな役割がを小学生でもわかるように解説します!

それぞれのポジションは、どんな人がむいているのか?も合わせて紹介していきます!

こんな方にオススメ
  • 野球のポジションが知りたい!
  • ポジションの役割とどんな人が向いているのかが知りたい!
  • もっと野球に詳しくなりたい!

まずはポジションの一覧です!

番号ポジション漢字表記読み方
1ピッチャー投手とうしゅ
2キャッチャー捕手ほしゅ
3ファースト一塁手いちるいしゅ
4セカンド二塁手にるいしゅ
5サード三塁手さんるいしゅ
6ショート遊撃手ゆうげきしゅ
7レフト左翼手さよくしゅ
8センター中堅手ちゅうけんしゅ
9ライト右翼手うよくしゅ


主にポジションを言う際には、カタカナ表記の言い方で呼ぶことが多く、漢字表記は主に新聞など文章にする際に使用されることが多いです。

ファースト、セカンド、サード、ショートのことをまとめて「内野手(ないやしゅ)」。

レフト、センター、ライトのことをまとめて「外野手(がいやしゅ)」とも言います。

さらに、各ポジションの番号も決まっています。

中学野球や高校野球では、レギュラーは各ポジション番号が背番号になることが多いです。

・キャッチャーのレギュラー選手⇒背番号2

・サードのレギュラー選手⇒背番号5

・センターのレギュラー選手⇒背番号8

バント店長

ちなみに、プロ野球選手ではポジション番号に応じた背番号の選手はあまりいないよ!

ピッチャー(投手)


ピッチャーは野球の中で一番有名なポジションです。

「マウンド」と言われる球場の真ん中にある所から、ホームベースに向けてボールを投げます。

ボールに一番触れる時間が多いので、一番責任の大きいポジションと言えるでしょう。

役割

野球は点を取り合うスポーツなので、ピッチャーは「相手にどれだけ打たせないか」が重要です。

点を取られなければ負けることはないので、相手を抑えることが一番の役割です。

どんな人が向いている?

ピッチャーにおいて、必要な要素はたくさんあります。

その中でも大事なのは「精神的な強さ」と言われます。

もちろん、変化球や制球力などの技術的なことも大事ですが、バッターとの勝負で気持ちで負けてはいけません。

バッターとの駆け引きや、「俺が抑える!」といった強い気持ちが大切です。

技術的にはコントロールが安定していてストライクがとれることが大事です。

ピッチャーにより試合の流れが大きく変わるので、野球において最重要なポジションです。

キャッチャー(捕手)


キャッチャーは「扇の要」と言われているポジションです。

野球のポジションの中で唯一、反対方向を向いており、フェアグラウンドの外にいます。

主に、ピッチャーのボールを受けることがメイン仕事のポジションです。

役割

キャッチャーは、グラウンド内の監督と言われるほど重要なポジションです。

役割は、ピッチャーのボールを受けることだけではありません。

リード(配給)や分析、全体への指示出し、投手とのコミュニケーションなど、様々なことをこなさなければいけません。

どんな人が向いている?

キャッチャーに向いているのは、細かいことへ気づけたり、指示を出せる人が向いています。

一番バッターに近いポジションなので、相手の小さな変化やサインに気づけるような、気づき力がある人が向いています。

相手の様子のみならず、試合の流れに応じて指示を出す必要もあり、チームを引っ張れるような人が向いています。

技術的な面では、ボールを怖がらないことや、野球の勉強をしっかりできることも大切です。

肩の強さは、強いに越したことはありませんが、それ以上にしっかり頭を使って野球をできるかが重要です。

ファースト(一塁手)


ファーストは、一塁ベース付近を守るポジションです。

主に、左投げや体の大きい人、ボールを捕るのが上手い人が守ることが多いポジションです。

役割


ファーストの主な役割は、野手から来るボールをしっかり捕球し、ベースを踏みアウトにすることです。

その他にも、バッターが打った打球の処理や、ランナーがいるときのけん制の対応などとボールに触れる機会が多いポジションです。

どんな人が向いている?

ファースト、色んなポジションからボールが来るので、しっかりボールを捕球できる人が向いています。

ショートバンドや、高いボールまで幅広く柔軟に対応ができる人がおすすめです。

俊敏な動きはそこまで多くないので、バッティングをメインとした人もよく守るポジションです。

セカンド(二塁手)

セカンドは、一塁と二塁の間に位置するポジションです。

バッターが打った打球が来ることも多く、外野やショートとの連携もあり、多く動く必要のあるポジションです。

役割


セカンドは、しっかりと打球を処理する守備力が重視されます。

ホームベースとセカントベースを結ぶセンターラインから、ファーストの後方までが守備範囲です。

そこまでの広範囲を守り切る守備力が必要です。

二塁にランナーがいるときは、けん制に入ったり、外野との中継プレーにも関わったりと多くの役割があります。

どんな人が向いている?

セカンドは、守備が上手い人がよく守るポジションです。

他にも、足が速かったり、体力のある選手もよく守ります。

また、外野からの中継プレーやバントシフト等のカバー等行うことが沢山あるので、瞬時に判断ができることが求められます。

一瞬の判断が求められるプレーに多く関わるので、野球をよく知っている必要があります。

サード(三塁手)


サードは、三塁ベース横に守るポジションです。

一般的に野球では右バッターが多いので、右バッターからの打球が多く飛んでくる場所でもあります。

役割

サードは、他のポジションと同様に打球の処理や、けん制の対応などをメインで行います。

右バッターが引っ張った強烈な打球が飛んでくることが多いことから「ホットコーナー」とも呼ばれます。

そのような打球もしっかり処理することが求められます。

どんな人が向いている?


サードは、強烈な打球が飛んでくることも多いので、ボールを怖がらずに守れることが重要です。

一塁までの距離も遠いので、肩の強さやスローイングの技術も求められます。

また、ピッチャーに一番近いポジションでもあるので、ピッチャーへの声掛けができる人も向いているポジションです。

そのため、キャプテンやムードメーカーなどが守ることが多いポジションでもあります。

ショート(遊撃手)


ショートは、二塁ベースと三塁ベースの間に位置するポジションです。

守備機会が多く、ダブルプレーなど華やかなプレーに多く関わることから「花形」ともいわれるポジションです。

役割


ショートは、ホームベースとセカントベースを結ぶセンターラインから、サードの後方までが守備範囲です。

セカンドと同様に、その広範囲を守り切る守備力が必要です。

外野手やバッテリーとの連携にも関わるため、運動量が非常に多いポジションです。

どんな人が向いている?

ショートは、堅実な守備力がある人に向いています。

また、サード寄りから一塁への送球もあるので、肩の強さも求められるポジションです。

ほかにも、外野との中継プレーをしたり、ピッチャー・キャッチャーとサインプレをしたりと野球をよく知っている必要があります。

運動量と判断力、守備力が求められるポジションのため、身体能力の高い人がよく守るポジションです。

レフト(左翼手)


レフトは、サードとショートの間の後方に位置するポジションです。

右バッターが多い野球では、特にフライの打球がたくさん飛んでくるポジションです。

役割


基本的なフライの捕球と、ゴロを後ろにそらさない守備力が求められます。

ランナーがいる場合には、ホームへダイレクトで送球したり、ベースのカバーリングをしたりする役割があります。

どんな人が向いている?

レフトは足の速さ、肩の強さよりも、しっかりとフライを捕球できたり、ゴロを後ろにそらさないかが重要です。

比較的俊敏な動きはそこまで多くないので、バッティングをメインとした人もよく守るポジションです。

センター(中堅手)


センターはセカンドベース後方に位置するポジションです。

広い守備範囲と肩の強さが求められるポジションです。

役割

センターは、外野の中でも広い守備範囲を守る必要があります。

外野の真ん中を守るポジションなので、レフトとライトのカバーも必要になってきます。

また、打者の打つ打席によってポジションを変えたり、レフトやライトへ指示を出したりすることも必要になります。

どんな人が向いている?

広いポジションを守るため、足の速さや俊敏性がある人が向いています。

外野の深いポジションからの送球もあるため、肩の強さも重要です。

打球が正面から飛んでくるので、打球判断が中でも難しく、守備力がある人や判断力に長けている人が向いてます。

ライト(右翼手)

ライトは、ファーストとセカンドの間の後方に位置するポジションです。

少年野球などのアマチュア野球では、初心者がよく守るポジションでもあります。

役割

ほかの外野手同様に、フライの捕球と、ゴロを後ろにそらさない打球処理が求められます。

サードベースには一番遠い位置を守るため、遠い距離を投げる肩の強さが必要になってきます。

また、内野ゴロのときでもファーストがエラーしたときのカバーにも入る必要があるため、運動量が多いポジションです。

どんな人が向いている?

打球の処理能力はもちろんですが、遠い距離を投げるシームもあるため肩の強さと打球判断が求められます。

一般的に初心者が、「ライパチ(ライトで八番打者)」として守るポジションではありますが、レベルが上がるほどに責任が大きくなるポジションです。

特に高校野球やプロ野球では、一番肩の強い人をライトに置くことが多く、一点を守りきるための重要なポジションです。

適性に当てはまらなくても大丈夫?


各ポジションの役割とどんな人が向いているかを消化してきました。

これらは、あくまでひとつの例であり、それらに当てはまっていないからと言って諦める必要はありません。

野球も時代とともに流行や戦略が変わるため、肩が強くなくても技術力を駆使してピッチャーをやっているプロ野球選手も中にはいます。

自分の弱点を、努力と工夫で改善しながら、そのポジションを自分の物にしていくことが大事です。

「適性に当てはまらないからできない」ではなく、やりたいポジションに挑戦するほうが野球は楽しいです。

野球は9つものポジションがあるので、必ず自分に合った場所が見つかります。

まとめ

今回は、「各ポジションの適性と役割」について解説してきました!

色々なポジションを経験して、自分にあったポジションを見つけるのも一つの手です。

この記事で「野球のポジション」について理解して、野球をより一層楽しんでいただけたら幸いです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!