【野球用語】セットアッパーとは?意味や役割について徹底解説!

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プロ野球を見ていると、たまにセットアッパーという言葉を聞きませんか?

聞いたことはあっても、その意味などわからない方も多いのではないでしょうか?

今回は野球における「セットアッパー」の意味と、その役割や、代表的なセットアッパーなどについて解説していきます!

セットアッパーとは何?

用語解説

セットアッパーとは…

リリーフのうち、中継ぎ投手に当たる投手で、
主に勝っている試合や、同点などの接戦のときに登板する中継ぎ投手のことを言います。

中継ぎエースと呼ばれることも多いです。

自軍のリードを保ったまま抑え(クローザー)に繋げるの役割があります。

主に、8回など絶対に点を与えたくないという場面に登板することが多いため、抑え(クローザー)と同様に、責任の大きいタイミングでの登板となります。

ちなみに「セットアッパー」とは和製英語で、日本でしか使われていません。
アメリカでは「セットアップピッチャー(setup pitcher)」または「セットアップマン(setup man)」と呼ぶそうです。

「リリーフ」「中継ぎ投手」について詳しく知りたい方はこちらから👇

セットアッパーの重要性

セットアッパーは、中継ぎ投手投手という性質上、先発投手のような中5日とった決まったローテーションではなく、不規則な登板となるため出場回数が必然的に多くなってきます。
そのため、より多くの登板をこなし、なおかつ、登板した際にはしっかりと抑えてくれる投手は、かなり貴重な戦力と言えます。

しかし、日本プロ野球において、中継ぎ投手、セットアッパーには、評価される基準が長い間ありませんでした。

中継ぎ投手を評価する指標として1986年にメジャーリーグで「ホールド」という指標が考案され、日本プロ野球でもようやく2005年から導入されるようになりました。

長い歴史の日本プロ野球で考えると、比較的最近できたことがわかります。

日本プロ野球を代表するセットアッパー

日本にも、球界を代表するようなセットアッパーがいます。

日本を代表する名セットアッパーの3人を紹介していきたいと思います。

宮西 尚生

13年連続50試合以上の登板しており、現役選手にして、歴代最多ホールドの記録保持者。

2020年シーズン終了時点で、歴代登板回数も現役選手で唯一トップ15位入りするなど、大車輪の活躍。

2016、2018、2019年には、最優秀中継ぎ投手賞を受賞しており、歴代最多タイ記録である。

山口 鉄也

宮西と同じく、最優秀中継ぎ投手賞を3度受賞しており、歴代最多タイ記録保持者である。

育成選手出身初となる新人王や、年俸1億円プレーヤーとなった。

2009年にはWBC日本代表にも選出され、世界一にも貢献。

2008年シーズンから2016年シーズンにかけての9年連続60試合以上登板は、日本プロ野球記録である。

浅尾 拓也

日本プロ野球シーズン最多ホールド記録保持者。

2011年には中継ぎ投手として史上初のシーズンMVPを受賞。

同じく、2011年にゴールデン・グラブ賞を受賞。先発0での受賞はNPB史上初であり唯一。