「TQB」という言葉を、プロ野球のニュースなどで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか?
これは、プロ野球で採用されているどのチームが優れているのか?を図る指標の一つで、順位決定にも採用されています。
今回は「TQB」の具体的な内容と計算方法などついて、小学生でもわかるように解説していきます!
まずは簡単に、用語解説からです!
用語解説
- TQBとは?
- プロ野球の指標のひとつで「得失点差率(Total Quality Balance)」のこと。
得点と失点どちらが多いチームなのか?を判断することができる。
この「TQB」は数字が多いほうが優れていると判断することができる指標です。
選手個人の指標ではなく、チームとしての指標で、交流戦の順位決定方式でも採用されています。
計算方法
計算方法
- TQB = (総得点 ÷ 攻撃イニング数)- (失点 ÷ 守備イニング数)
- 1イニングでどれだけ得点が取れるか?
- 1イニングでどれだけ失点をしてしまうか?
つまりこの2つを同時に判断することができるということです!
計算式だけみてもピンとこない方もいると思うので、例を見てみましょう!
【例1】得点の多いチーム
得点数 | 攻撃イニング数 | 失点 | 守備イニング数 |
---|---|---|---|
72 | 160 | 55 | 162 |
TQB = ( 72 ÷ 160 )- ( 55 ÷ 162 )
= 0.11049
バント店長
このチームは失点数よりも得点数を多く取ることができるチームとみることができるよ!
【例2】失点の多いチーム
得点数 | 攻撃イニング数 | 失点 | 守備イニング数 |
---|---|---|---|
63 | 140 | 71 | 140 |
TQB = ( 63 ÷ 140 )- ( 71 ÷ 140 )
= -0.05714
バント店長
失点数のほうが多いとこのようにマイナスになることもあるよ!