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最近ではセ・リーグの「DH制導入」が話題になっていますね!
この記事では、そもそもDHってなんなの?そのルールや、メリット・デメリットなどについて解説していきます!
用語解説
『DH』とは…
(Designated Hitter)の頭文字をとった略。日本語だと「指名打者」という。
野球の試合時に、投手の代わりに指名された、打つだけ専門の選手。守備につくことはない。
DH(指名打者)の選手は一切守備につくことはありません。
投手が本来担う打撃を、代わりに行うことで、投手と攻守を分担する役割を担います。
主なルール
細かなルールはいくつかありますが、代表的なルールを紹介します。
・ メンバー発表の際には、投手以外の野手と同じく打順が決められます。
・ 先発でDHを起用しなかった場合には、その試合途中からDHを起用することはできません。
その逆で、DHを試合途中に解除し、守備の9人にメンバーを変更することは可能です。
(この状況から、また再度DHを起用することはできません。)
・ 先発のDH選手は、相手チームの先発投手相手に、少なくとも一度打席を完了※しなければなりません。
(※安打または四死球・失策等により走者となる、またはアウトになること)
このDH(指名打者)制度は、すべての試合やリーグで採用されているわけではありません。
メジャーリーグ
採用
- アメリカンリーグ(1973年より採用)
- ナショナルリーグ(2020年より採用)
日本プロ野球
採用
パシフィックリーグ(1975年より採用)
不採用
セントラルリーグ(現在、協議中)
日本選手権や、セ・パ交流戦などでは、パ・リーグ所属チームの主催試合において、DH制が採用されています。
また、独立リーグや社会人野球、大学野球リーグと中学硬式野球リーグの一部で採用されていますが、少年野球や、高校野球においては採用されていません。
ここまで、DHとは何なのか、そのルールや役割について解説してきました。
ところで、DH制にするとどんなメリットが有るの?ということについて解説していきます!
純に投手は打席に立つ必要がなくなりますから、打撃を気にしないで投球に専念することができます。
また、投手の攻撃時に起きうるの故障機会の減少や、疲労の軽減も考えられます。
本来、投手も打席に立つとなると、スタメンは9選手です。
しかし、DH制を採用した場合、そのスタメンが10人に増えることになります。
これは、選手の出場機会の増えるだけではなく、プロ野球などにおいては見ているファンたちも、応援する選手が増えることになるので、より面白さが増すと考えられます。
れはより高いレベルになると言えることだと思いますが、オーダーにDHが加わることにより、1番から9番までより一層気が抜けなくなります。
必然的にメンタルが鍛えられ、テクニックもコントロールも向上すると考えられます。
先発投手が好投している中で打順が回ってきて、その投手に代打を出すかどうかという場面。
この「代打か!?続投か!?」といった選手交代の面白さが減ってしまうかもしれません。
野手顔負けの投手が、そのまま打席にたったことで、打撃で活躍し名シーンとなったこともありました。
手が打席に立たない分、野手の先発出場の機会は増えるが、一方で控え選手の出場機会は減少するのではという見方もあります。
2020年の代打出場回数は、パ・リーグに比べ、セ・リーグの方が多く、パ・リーグで117人、セ・リーグで147人でした。
スタメン落ちした選手や、若手売出し中の選手は中盤以降に、投手に代わって代打で出るチャンスが多いと言えそうです。
野球とは「打って」「守って」「走って」「投げて」のスポーツです。
日本一3度の名将・野村克也氏はこんな事を言っています。
「俺は嫌いや。そもそもDHは人気のなかったパ・リーグが始めたもの(南海兼任監督時代の1975年から)だけど。野球は9人でやるものやろ。それを10人でやるなんて、ナンセンスだよ。」
https://www.zakzak.co.jp/spo/news/201121/bas2011210003-n1.html
野球は本来の、9対9で戦うものと言う考えの方も多くいるかもしれません。
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