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プロ野球のニュースで度々大きく報道されるものに「トレード」があります。
皆さんは、この「トレード」ご存知ですか?
ルールはもちろん、言葉の意味すらわからない!という方もご安心ください!
今回この記事では「トレード」の意味から、その種類、FAとの違いについて、小学生でもわかるように解説していきます!
まずは簡単に、用語解説からいきます!
用語解説
- トレードとは?
- 選手の意思とは関係なしに、球団間の合意の上で、選手を交換すること。
バント店長
トレードの時期
トレードをすることが出来る期間も決まっています。
基本的には下記の通りです!
トレード可能期間
前年度のシーズン終了 ~ 翌年7月31日まで
(例)2022年シーズン終了 ~ 2023年7月31日まで
しかし、特例もあります。
2020年シーズンは、新型コロナウイルスの影響で、開幕が延期したことから9月30日まで。
2021年シーズンは、東京オリンピックの影響で、シーズンをん中断したこともあり8月31日までとなりました。
このように、情勢などに応じて比較的柔軟に時期の変更がされることもあります。
トレードは、基本2球団の間で1対1の選手交換が行われます。
あくまで、基本なのでそれ以外もあります!
大きく種類を分けると4種類あり、各球団の状況などで使い分けられます。
一つずつ見ていきましょう!
一番多いのが、この交換トレードです。
交換トレードとは、選手同士を交換するトレードのことを言います。
1人ずつの交換もあれば、1人対2人、1人対3人など人数差のあるトレードをすることもあります。
個人の実績や、球団の補強ポイントによって変わってくるのが特徴的です。
球団同士の駆け引きが大切になってきます。
交換トレードの次に多いトレードは、金銭トレードです。
金銭トレードは、一方が選手を、もう一方は金銭という形式です。
選手を金銭で買い取るといったイメージといえば、わかりやすいかと思います。
トレード相手の球団にトレードしたい選手がいない場合や、球団がなんらかの理由で金銭が必要な時に使われるトレードです。
無償トレードは、金銭も選手も他球団に渡すことなく、欲しい選手を手に入れるトレードのことをいいます。
選手が別球団に移るだけのトレードとも言えます。
無償トレードは、何か問題を起こした選手を交換や排出したい場合に、使われることがあります。
最近の例だと、北海道日本ハムファイターズから読売巨人軍に移籍した中田翔選手も、無償トレードでの移籍です。
三角トレードは、まれに行われる3球団の間でのトレードのことを言います。
A球団がB球団へ。B球団がC球団へ。C球団がA球団へ。といった三角関係のようなトレードのやり方になります。
もちろん、トレードにはメリット・デメリットがあります。
球団側、選手側それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう!
球団側
まずは、球団側のメリット・デメリットです!
トレードをすることの、球団としての1番のメリットは、球団の補強が出来ることです。
球団の弱点だった部分を、狙って補強することができます。
条件にもよりますが、お互いの球団の欲しい選手をトレードすることで、お互いの弱点を埋めることができます。
球団同士で高め合っていくことが出来るということです。
一方、デメリットとしては、必要な選手を獲得する代わりに、将来性をひめた選手を失う可能性があるという点です。
現時点の強化をすることができても、若手を失う可能性もあるため、長期的なチーム強化の1人を失うということになります。
バント店長
選手側
次に、選手側のメリット・デメリットです!
球団だけでなく、選手としてのメリットもあります。
一番のメリットは、環境を変えられることです。
選手としての成長に悩んでいるときや、成績に息詰まっている時には、心機一転して挑戦することができます。
さらに、プレースタイルが合わないなと思っている選手には、自分自身に合う球団への移籍も可能性もあるので、現時点での環境から、より良い環境に変わることが出来るかもしれません。
あくまで、運に頼るところが多いので、明確に「メリットだ!」とも言いにくですね…。
1番のデメリットは、自分の意思がなく移籍が決まることです。
これは、メリットとも言えますが、やはり大きなデメリットの1つでしょう。
さらに、今より高い年俸になるのであれば良いですが、低くなる可能性ももちろんあります。
球団が変わったことによって、今までレギュラーで活躍できていたのに、試合に出ることすらできなくなる選手もいます。
バント店長
現状、日本プロ野球における、選手のトレードの拒否はできません。
選手一人一人が各球団と契約を結んだ時点で、「統一契約書」というものに調印しています。
選手は、その統一契約書において、トレードについての同意をしているのです。
選手は球団が選手契約による球団の権利譲渡のため、日本プロフェッショナル野球協約に従い本契約を参稼期間中及契約保留期間中、日本プロフェッショナル野球組織に属するいずれかの球団へ譲渡されることを承諾する
選手は、選手契約が参稼期間中、又は保留期間中に、他の球団に譲渡されることを、統一契約書において、あらかじめ同意しなければならない
選手はプロ野球界に参入した時点で、球団の移籍に関して、球団の意向に背くことができないということになります。
ここからは、よく勘違いする「FA」との違いを見ていきましょう!
FAとは?
まず、「FA」とはチーム移籍の自由を与えるための制度のことをいいます。
つまり、「FA権」とは、選手に球団移籍の意思表示ができる権利のことを言います。
基本的には、オフシーズンに所属球団と来シーズンにむけて交渉を進めていきますが、FA権を行使することで所属していない他球団とも交渉することが可能となります。
FA権を行使すると表明することを「FA宣言」と言いますが、そのFA宣言はFA権を持っている選手が、日本シリーズ終了翌日から7日間以内(土・日・祭日は除く)にしかできません。
トレードとの違いとは?
一番大きな違いとして、FAは本人の意思で他球団への移籍が決まりますが、トレードは球団の運営側の意向で決められるという違いがあります。
他にも、FAは権利を得るのに一軍登録で7年以上必要ですが、トレードは二軍以下も対象となります。
また、実施期間の違いにも違いがあります。
表にまとめてみると、下記になります!
FA | トレード | |
---|---|---|
移籍の決定 | 球団の意向 | 本人の意志 |
対象選手 | 主に1軍出場選手 | 全選手(新人除く) |
実施期間 | シーズン終了翌日から7日間以内 | シーズン終了から翌年7月31日まで |
今回は、「トレード」について解説してきました!
トレードは、種類はありますが全て球団側で選択されるもので、選手には選択権はありません。
球団の意向で全て決められ、球団にとってはメリット・デメリットを、あらかじめ把握することはできますが、選手にとっては運要素かなり大きいです。
選ばれた球団や、年俸、プレースタイルで今後の野球人生に大きく影響してきます。
そう考えると、勝手に人生を決められるような恐怖を感じますが、もしかしたら、自分を成長させてくれる新たな出会いもあるかも知れません。
トレードは、良くも悪くも選手の今後を左右するとても大きな分岐点ひとつと言えるでしょう!
この記事で「トレード」について理解して、野球をより一層楽しんでいただけたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
対象球団 | 11球団 (広島除く) | 11球団 (広島除く) | 11球団 (広島除く) | 12球団 | 6球団 (パ・リーグ) | 5球団 (広島・横浜・中日・楽天・オリックス) | 6球団 (パ・リーグ) | 6球団 (パ・リーグ) | 2球団 (西武、ヤクルト) | 1球団 (横浜) | 1球団 (巨人) | 1球団 (横浜) | 6球団 (パ・リーグ) | 1球団 (阪神) | 1球団 (巨人) |
月額料金 (税込) | 2,300円 | 3,480円 | 4,200円 | 4,483円 | 1,595円 | 1,980円 | 660円 | 702円 | 1,100円 | 550円 ※プレミアム会員 | 1,026円 | 1,017円 | 900円 | 660円 | 1,320円 |
1球団あたり の月額 | 209円 | 316円 | 382円 | 374円 | 266円 | 396円 | 110円 | 117円 | 550円 | 550円 | 1,026円 | 1,017円 | 150円 | 660円 | 1,320円 |
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