野球のビックプレーのひとつ「ダブルプレー」
「ダブルプレー」のことを、「ゲッツー」なんて言ったりもします。
花形プレーのため見ている方は盛り上がりますし、試合の流れを大きく変えもします。
この「ダブルプレー」、聞いたことはあるけど、意味やルールとかはわからない!という方もご安心ください。
今回この記事では『ダブルプレー』の意味と、それに関連する基本となる内容を、小学生でもわかるように解説していきます!
まずは簡単に、用語解説からいきます!
用語解説
- 『ダブルプレー』とは?
- 1つのプレーの中で、2つのアウトを獲るプレーのこと。

バント店長
「必ず走者がいる場面」で起きる
攻撃側の選手が、1人で2つ以上のアウトになることはできません。
そのため、「ダブルプレー」は走者が必ず1人以上いる場面で起きます。

「1つのプレーの中」で起きる
「ダブルプレー」は、1つのプレーの中で、アウトを2つ獲るプレーのことでした。
「1つのプレーの中で」というのは、以下の2つ場面のことを言います。
- 投手がボールを投げて ~ ボールデットになるまで
- 投手がボールを投げて ~ 次の投球に入るまで
投手の手からボールが離れて、試合が停止するまで。
もしくは、次の投球をするまでの間が「1つのプレー」と正式に決められています。
ボールが投手の手を離れてからボールデッドとなるまでか、あるいは、ボールが投手の手に戻って投手が次の投球姿勢に移るまでの間に、途中に失策またはミスプ レイ(失策と記録されない)がなく、2人または3人のプレーヤーをアウトにした 場合、このプレイ中に刺殺または補殺を記録した各野手には、ダブルプレイ、また はトリプルプレイに関与した旨が記録される。
公認野球規則 9.11
試合を一時停止すること。審判が次に「プレイ」をするまで、その間のプレーは無効となる。
ダブルプレーには、いろいろな呼び方があります。
ここから紹介するのは、すべて「ダブルプレー」という意味の言葉なので、覚えておきましょう!
ダブルプレーは「ゲッツー」とも呼ばれます。
ゲッツーは、ゲット(Get) ツー(Two:2)を略した、和製英語です。
海外では「ダブルプレー(Double play)」じゃないと通じないので、注意が必要です。
ダブルプレーでは、日本語だと「併殺(へいさつ)」と言います。
併殺と同様に、日本語だと「重殺(じゅうさつ)」と言ったりもします。
バント店長
「三併殺」という表記は、サードからのダブルプレーという意味なので、そこが「併殺」と「重殺」の大きな違いだよ!
野球の試合を見ていると、「6-4-3(ろくよんさん)のダブルプレー!」と実況で言ったりもします。
この「643(ろくよんさん)」はどんな意味かわかりますか?
ここからは、その意味について、わかりやすく解説していきます!
守備番号がポイント
野球は9対9で行うスポーツです。その、守るポジションすべてに番号が振られています。
守備番号 | 英語読み | 日本語読み |
---|---|---|
1 | ピッチャー | 投手 |
2 | キャッチャー | 捕手 |
3 | ファースト | 一塁手 |
4 | セカンド | 二塁手 |
5 | サード | 三塁手 |
6 | ショート | 遊撃手 |
7 | レフト | 左翼手 |
8 | センター | 中堅手 |
9 | ライト | 右翼手 |

バント店長
どんなダブルプレーだったか?がわかる!
つまり、先程の「6-4-3(ろくよんさん)のダブルプレー!」は、どこのポジションの選手が絡んでいるダブルプレーかを言っていたんです!
ショート→セカンド→ファーストという流れでダブルプレーが成立したということです!

1アウト目
2アウト目(ダブルプレー成立)
「643」と同じくらい多くあるのが、「463」です。
こちらは、セカンド→ショート→サードという流れです!

1アウト目
2アウト目(ダブルプレー成立)
バント店長
紹介した者の他にも、「543」や、「163」などいろいろなダブルプレーのパターンがあります!
今回は、「ダブルプレー(ゲッツー)」について解説してきました!
レベルが高くなるほど、「ダブルプレー」を見る機会は増えていきます。
プロ野球を観戦する時には、「ダブルプレー」知っておいて損はない知識となるでしょう!
この記事で「ダブルプレー」について理解して、野球をより一層楽しんでいただけたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!