投手の記録のひとつに「交代完了」というものがあります。

へ?交代するだけで記録になるの?
じつはこの「交代完了」、ただ交代するだけでは記録されません。
では「交代完了」とはどんな記録なのか?わからない方も安心してください!この記事で詳しく解説していきます!
用語解説
『交代完了』とは…
リリーフ投手として登板し、試合終了まで投げた投手に記録されるもの。
バント店長
先発徒手が試合終了まで投げきることを、完投というよ!
一般的には、チームのクローザー(抑え)投手が最も多く記録します。
これは、試合の締めとして最後に登板するといった、クローザーの特徴のためです。
ただ、この「交代完了」は先発投手以外で最後に投げた投手すべてにつくものです。
セーブ記録がつく場合はもちろんのこと、点差が大きく離れている場合や、サヨナラ負けをした場合にも「交代完了」の記録はつきます。
つまり、この「交代完了」だけで投手の評価をするには不十分な記録とも言えるのです。
日本プロ野球における「交代完了」の記録は、多くの名投手が名を連ねています。
ここからは、「交代完了」の歴代記録トップ10を、セーブ数と登板回数とともに見ていきましょう!
順位 | 交代完了 | 選手名 | セーブ数 | 登板数 | 活躍年度 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 569 | 岩瀬 仁紀 | 407 | 1002 | 1999-2018 |
2 | 473 | 江夏 豊 | 193 | 829 | 1967-1984 |
3 | 447 | 高津 臣吾 | 286 | 598 | 1991-2007 |
4 | 440 | 藤川 球児 | 243 | 427 | 1999-2020 |
5 | 377 | 鹿取 義隆 | 131 | 755 | 1979-1997 |
6 | 372 | 佐々木 主浩 | 252 | 439 | 1990-2005 |
7 | 354 | 小林 雅英 | 228 | 463 | 1999-2011 |
8 | 351 | 佐藤 道郎 | 39 | 500 | 1970-1980 |
9 | 341 | 山本 和行 | 130 | 700 | 1972-1988 |
10 | 335 | D.サファテ | 234 | 427 | 2011-2018 |
ここに並ぶ、ほとんどの選手が日本プロ野球の歴代セーブ数、登板数にも上がってくる選手です。
中でも、交代完了数歴代一位の岩瀬仁紀選手は、セーブ数、登板数ともに、日本プロ野球歴代一位の記録を持っています。

『交代完了』とは?
リリーフ投手として登板し、試合終了まで投げた投手に記録されるもの!
『交代完了』について解説してきました。
簡単な言葉のようで、意外と知らなかった人もいたのではないでしょうか!
意外と知らない記録「交代完了」を、他の人も知っているか、ぜひ聞いてみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!