【野球用語】グランドスラムとは?満塁本塁打の由来や記録を解説!

グランドスラムバナー

「グランドスラム」という言葉は、多くの人が一度は聞いたことがあると思います。

これは、様々なスポーツで用いられる言葉です。

今回は野球で使われる「グランドスラム」について、その由来や記録について、有名なグランドスラムについて、小学生でもわかるように解説していきます!

こんな方にオススメ
  • 「グランドスラム」の意味を知りたい
  • グランドスラムの由来が知りたい
  • グランドスラムの記録が知りたい

まずは簡単に、用語解説からです!

用語解説

グランドスラムとは?
満塁ホームラン(本塁打)のこと

まず「グランドスラム」とは何か?というところですが、野球では「満塁ホームラン」のことを指します。

プロ野球の実況・解説などでよく聞く言葉のひとつです。

根尾昂選手のグランドスラム

他スポーツのグランドスラム

「グランドスラム」は他のスポーツでも使われる言葉です。

よく聞く例だと、ゴルフやテニスで聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

ゴルフやテニスで使われる「グランドスラム」は、それぞれの世界四大大会ですべて優勝することをいいます

ゴルフ四大大会

  1. マスターズ
  2. 全米プロゴルフ選手権
  3. 全英オープン
  4. 全米オープン

テニス四大大会

  1. 全豪オープン
  2. 全仏オープン
  3. 全英オープン
  4. 全米オープン

それぞれの四大大会を、1年間で制することを「年間グランドスラム」。生涯で制することを「生涯グランドスラム」と呼びます。

グランドスラムの由来

「グランドスラム」の語源の由来は、「コントラクトブリッジ」という英国発祥のカードゲームから来ていると言われています。

コントラクトブリッジはトランプを使用したゲームで、19世紀ごろに誕生したと言われています。

コントラクトブリッジは13回カードを出して勝ち負けを争うゲームで、その13回全てで勝利することを「グランドスラム」と言います。

「全て勝つ」という意味合いから、ゴルフやテニスの世界四大タイトル制覇で使われだし、4つすべて制覇することから野球の満塁ホームランでも使われるようになったと言われています。

野球で考えると「全て勝つ」という意味とはやや異なるように感じますが、これらの経緯を見てみるとなんとなく繋がっているのが分かりますね。

グランドスラムの記録

グランドスラム(満塁ホームラン)には様々な記録が残されていますが、ここではいくつかの記録を記載したいと思います。

日本プロ野球

通算最多

順位選手名所属本数
1中村 剛也西武22本
2王 貞治巨人15本
3中村 紀洋DeNA14本
3藤井 康雄オリックス14本

現在、通算最多満塁ホームラン第1位は、西武ライオンズの中村剛也選手の22本です。

2位が王貞治氏の15本であることからも凄さを感じますが、いまだ現役選手として活躍中の中村選手は、ずば抜けて満塁ホームランの数が多いことが分かります。

1試合最多

1試合での最多満塁ホームランは2本で、該当者は2人います。

選手名所属達成日
飯島 滋弥大映1951年10月5日
二岡 智宏巨人2006年4月30日

そのうち1人は元巨人の二岡選手です。

何より凄いのは、二岡選手はは2打席連続で満塁ホームランを打っており、連続打席での満塁ホームランは史上唯一です。

メジャーリーグ

通算最多

順位選手名所属本数
1アレックス・ロドリゲスヤンキース25本
2ルー・ゲーリッグヤンキース23本
3マニー・ラミレスレッドソックス21本

メジャーリーグでの通算最多満塁ホームランは、ヤンキース等で大活躍したアレックス・ロドリゲス選手の25本です。

2位以降の選手たちも、ホームランが代名詞のレジェンド選手ぞろいです。

有名なグランドスラム

グランドスラム、つまり満塁ホームランが生まれるときは劇的なシーンが多い印象ですが、ここで特に有名なグランドスラムを3つ紹介します。

長野久義選手・代打逆転サヨナラ

2011年10月22日、レギュラーシーズン最終戦。

1点を追う9回裏無死満塁で、代打で登場した長野選手が放った逆転満塁サヨナラホームランです。

シーズン半ばの試合だったとしても劇的なホームランですが、この試合5回から9回表までマウンドに立った内海選手に勝ち星がついたことで、内海選手は最多勝のタイトルを手にしました。

9回裏、内海選手は既に代打を送られており、同点であれば最多勝には届かなった状況での長野選手の一打に、内海選手は涙を流していました。

谷良知選手・追悼満塁弾

2010年4月24日の広島戦。

1点を追う8回に代打で登場し、公式戦初満塁ホームランを放った谷佳知選手。

この試合は、その年に亡くなった木村拓也コーチ(当時)の追悼試合でした。

谷佳知選手と木村コーチは同学年で、オリンピックでも共に戦い、お互いを高め合う仲でした。

試合後のインタビューでは「拓也のおかげ」というコメントを残しており、ファンの間でも記憶に残る満塁ホームランとなりました。

佐賀北・決勝戦逆転満塁弾

2007年8月22日、全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)決勝戦、広陵 対 佐賀北。

広陵4点リードで迎えた8回裏、広陵バッテリーは1死満塁から、際どい判定で、押し出しで一点を与えました。

その直後、この逆転満塁本塁打でが生まれました。

史上初となる甲子園大会決勝での逆転満塁本塁打。

この満塁ホームランが決勝点となり、「がばい旋風」を巻き起した佐賀北高校が初優勝を決めました。

まとめ

グランドスラムとは?
満塁ホームランのこと!

グランドスラムは、野球のなかでも観客やファンを最も魅了するものの一つです。

満塁ホームランを打つというのは、選手にとっても、感染しているファンにとっても最高の瞬間であると思います。

この記事で「グランドスラム」について理解して、プロ野球をより一層楽しんでいただけたら幸いです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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