【プロ野球】警告試合とは?没収試合との違いも詳しく解説!

この記事には広告を含む場合があります。

記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。

プロ野球の試合でたびたび起きる「乱闘」。皆さんは見たことありますか?

乱闘が起きた場合には、審判はその試合を警告試合と宣言する事が多いです。

皆さんは、この「警告試合」なんのことだか分かりますか?

全くわからないという方もご安心ください!

今回この記事では『警告試合』の意味と、それが宣言されるとどうなるのか?など、小学生でもわかるように解説していきます!

こんな方にオススメ
  • 「警告試合」の意味がわからない人!
  • 「没収試合」と何が違うの?違いがわからない人!
  • 「警告試合」が宣言されるとどうなるのか?を解説してほしい人!

『警告試合』とは?

まずは簡単に、用語解説からいきます!

用語解説

『警告試合』とは?
報復行為を防ぐ目的から、一触即発状態にある両チームに審判団から「警告」を出した試合のこと。

なぜ警告試合は宣言される?

プロ野球やメジャーの試合ではたびたび「乱闘」が起きてしまいます。

デットボールを受けてしまったり、相手選手の態度が悪かったり、乱闘が起きる理由はさまざまです。

真剣勝負の中で、熱くなってしまってるから、起きるとも言えるでしょう。

ただ、この乱闘が起きて、やった・やられたの報復合戦で、試合が成り立たなくなってしまっては、元も子もありませんよね?

「警告試合」を宣言する一番の目的は、そういった報復行為を防ぐためです。

これは、きっかけを作った方のチームだけに警告がされるわけではなく、両チームに等しく警告が宣言されます。

乱闘とは?

『警告試合』が宣言されるまでの流れ

警告試合の意味、目的がわかったと思います。

ここからは、警告試合が審判団から宣言されるまでのよくある流れを、紹介します。

警告試合が宣言されるまで

乱闘や、睨み合い・一触即発状態につながるプレーが起きる

よくあるのが投手が打者の頭付近に危険球を投げてしまったり、デットボールなどです。

乱闘もしくは、両軍がベンチから出てくるなど一触即発の状態になる
審判が「警告試合」を宣言

これ以上の報復、乱闘騒ぎを防ぐ目的で「警告試合」が両チームに宣言されます。

警告試合が宣言された後

審判団が警告試合と宣言した後も、試合は通常通り行われます

しかし、「警告試合」と宣言する目的は、これ以上の報復行為を防ぐというものでした。

そのため、審判の取り締まりがより厳しくなるのです。

ポイントは下記の2つです。

  • 宣言後のプレーで、報復プレーであると審判に判断されたら、理由を問わず報復行為を行った選手や、監督に退場処分がとられる
  • 特に死球(デットボール)は報復合戦になりかねないため、危険球かを問わず、厳しく退場処分が取られるようになる

このように、審判は両チームに「報復行為をするようなプレーはすぐに退場処分させますよ?」と”警告状態”にするというわけです。

報復と判断されるプレー

報復行為と取られやすいプレー(行為)の例は以下の3パターンです。

  • 死球(デットボール)
  • 危険な走塁(スパイクの刃を向けたスライディングや、タックルなど)
  • ヤジや暴言、挑発行為

通常の試合の中でも、ない方が良いものですが、「警告試合」となるとより厳しく判断されるようになります。

『警告試合』の規定

「警告試合」は、野球のルールブックである、公認野球規則に明記されている訳ではありません

日本プロ野球では、セ・リーグ、パ・リーグの両リーグの「アグリーメント」に記されています

「アグリーメント」とは?
  • 日本プロ野球のリーグ別にで定められた、共通認識事項がまとめられた「申し合わせ規則」のこと
  • 一番の目的は「試合進行をスムーズに進めるため」

バント店長

この、「アグリーメント」は一般には公開されていないものだよ!

『没収試合』との違いは?

警告試合と似た言葉で「没収試合(ぼっしゅうじあい)」というものがあります。

よく、勘違いしまうので、「没収試合」との違いも紹介していきます!

没収試合とは?

まずは言葉の意味を説明します。

『没収試合』とは?
試合の開始や継続が困難な場合や、重大な反則行為があった際に、その原因となるチームを強制的に「敗け」とする試合のこと。

つまり、明確に試合ができない(継続できない)理由をつくったチームを負けにするのが「没収試合」ということです!

没収試合になる場合

没収試合は、公認野球規則の7.03「フォーフィッテッドゲーム(没収試合)」に、明確に記載されています

わかりやすい例では以下の7つが挙げられます。

  • 試合開始にチームが間に合わなかった場合
  • 試合をわざと長引かせる(短くする)行為をした場合
  • 審判が一時停止や打ち切りを宣言していないのに、プレーの継続を拒否した場合
  • 一時停止が再開してから(審判がプレイをかけてから)、1分以内に再開しなかった場合
  • 警告を発したにも関わらず、故意もしくは執拗に反則行為を繰り返した場合
  • 退場された選手を、すみやかに退場させなかった場合
  • 選手を9人そろえられなかった場合

特に5番目の項目は、警告試合の宣言を無視して、報復行為をすると「没収試合」になってしまうということです。

一覧で比較

「警告試合」と「没収試合」を比較するとこのようになります!

警告試合没収試合
意味報復行為を防ぐために、審判団から「警告」を出した試合のこと試合が困難と判断され、強制的に試合を終了させた試合のこと
宣言後継続終了

まとめ

『警告試合』とは?
報復行為を防ぐ目的から、一触即発状態にある両チームに審判団から「警告」を出した試合のこと!

今回は、「警告」について解説してきました!

警告試合は、審判が選手を守るために宣言すると捉えることもできます。

身体が資本のプロ野球選手は、できれば乱闘などで怪我なんて一番避けたいですもんね。。。

この記事で「警告試合」について理解して、野球をより一層楽しんでいただけたら幸いです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA