【プロ野球】現役ドラフトとは?仕組み・ルールをわかりやすく解説!

野球歴約30年。野球ショップに勤めています。バント店長です。

みなさんは「現役ドラフト」という制度を知っていますか?

ニュースでも多く取り上げられ、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

聞いたことはあっても、その意味などわからない方もいるのではないでしょうか?

そんなも意味がわからない!という方もご安心ください!

この記事では、「現役ドラフト」についてしっかり理解できるように、以下の3点についてわかりやすく説明します!

こんな方にオススメ
  • 「現役ドラフト」の意味が知りたい!
  • 「現役ドラフト」の仕組みが知りたい!
  • 導入されるとどうなるか?が知りたい!

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『現役ドラフト』とは?

まずは、「現役ドラフト」の意味について理解しましょう!

用語解説

現役ドラフトとは?
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる目的で、 他チーム所属の現役選手を指名し獲得できる制度のこと 。

またの名を「ブレークスルードラフト」と言い、メジャーリーグですでに導入している「ルール・ファイブ・ドラフト」を参考にしています。

バント店長

NPBで導入が検討されている「現役ドラフト」。その参考としてメジャーリーグですでに導入されているルール・ファイブ・ドラフトがどんなものか、まず見ていきましょう!

ルール・ファイブ・ドラフトとは

ルール・ファイブ・ドラフト(Rule 5 draft)」とは、メジャーリーグ(MLB)で導入されている制度。

実力がありながらも活躍の場が与えられない選手が、マイナーリーグで飼い殺し状態になることを防ぐために、他チーム所属の現役選手を指名し獲得できる制度。

毎年、シーズンが終了した12月に行われる。

対象外
  • 18歳以下で入団した場合、「ルール・ファイブ・ドラフト」時点で在籍5年未満の選手
  • 19歳以上で入団した場合、「ルール・ファイブ・ドラフト」時点で在籍4年未満の選手
  • MLBの40人枠に登録されている選手(メジャー契約選手)→日本プロ野球で言う「プロテクト

このように、すべての選手から指名できるわけではありません

その他の細かい規定としては、指名した球団は指名選手の元所属チームに10万ドル(約1100万円)支払うなどの決まりがあります。

バント店長

ちなみに、名前の由来はMLB規約の第5条に規定されていることから、名付けられたよ!

『現役ドラフト』の仕組み

「現役ドラフト(ブレークスルードラフト)」は、MLBの「ルール・ファイブ・ドラフト」を参考にしています。

日本野球機構と選手会間では、何度も協議を重ね、細部についても合意されたようです!

現時点で分かっている、「現役ドラフト」の仕組みをまとめてみました!

開催の流れ

開催:1週間前
各球団から、来年度の契約保留選手の名簿を提出

各球団は、下記除外選手以外から、2名以上の選手を選出します。

除外選手
  • FA権取得選手
  • FA権を行使したことがある選手
  • 育成選手
  • 複数年契約の選手
  • 前年のドラフト会議で指名された新人選手
  • 年俸5000万円以上の選手
  • 外国人選手
  • 前年シーズン終了翌日以降のトレード獲得選手
  • シーズン終了後に育成から支配下となった選手
開催日
現役ドラフト会議

非公開で行われます。

各球団は選出された選手の中から、少なくとも1人以上は獲得する。

バント店長

年俸が5000万円以上の選手は対象外だけど、1名に限り5000万円以上1億円未満の選手を対象とすることができるよ!

『現役ドラフト』の仕組み

その他開催にあたり決まっている内容を紹介していきます!

指名順番は獲得票の多い球団から

現役ドラフトの指名順番は、かなり特殊な形式となっています。

最初に指名できる球団

全12球団が対象選手の中から、獲得したい選手を1人づつあげ、最も投票の多い球団から指名権を得ることができます。

その次に指名できる球団

1番目に指名できる球団から、選手を獲られた球団。

その次に指名できる球団

2番目に指名できる球団から、選手を獲られた球団。

これ以降は同様に、指名された球団から、指名できる順番となります。

このとき、すでに指名している球団から獲得された場合、指名していない残りの球団で、最初の投票の際に得票が多かった球団になる。

同数の場合には、ウェーバー制0票の場合には、逆ウェーバー制となります。

一巡目が終了した後は、二巡目の指名を希望球団が、一巡目と逆順で指名していきます!

ウェーバー制についてはコチラ

対象に選ばれたと本人に伝えるかは球団次第

現役ドラフトの対象となった際に、球団から本人に伝えるかは球団の自由となっております。

現役ドラフト自体も非公開で行われるので、選手としては決定後に言い渡される人もいるということですね。

メディカル情報は開示

故障歴などのメディカル情報の取り扱いについても、開示する方向ですすめられています。

ただ、メディカル情報は本人の同意がないと開示できません

そのため、事前に現役ドラフトの対象であると本人がわからないようにするため、多くの選手から同意を得るようにするそうです。

移籍拒否で現役引退となる可能性

現役ドラフトでの移籍を拒否して、所属球団に残留を受け入れなかった場合には、任意引退、退団となってしまいます。

選手救済のイベントですが、なかなか厳しいですね…

当日に結果発表

現役ドラフトの結果は、当日中に12球団分をまとめて発表する予定となっています。

こちらは、その日のうちに選手との合意を得られるかが問題になってきそうですね。

第一回現役ドラフト結果

最後に初開催となった2022年の現役ドラフトの結果を紹介していきます!

1巡目の指名のみで、2巡目は行われませんでした。

指名球団選手名ポジション前所属球団
オリックス・バファローズ渡邉 大樹外野手東京ヤクルトスワローズ
福岡ソフトバンクホークス古川 侑利投手北海道日本ハムファイターズ
埼玉西武ライオンズ陽川 尚将内野手阪神タイガース
東北楽天ゴールデンイーグルス正隨 優弥外野手広島東洋カープ
千葉ロッテマリーンズ大下 誠一郎内野手オリックス・バファローズ
北海道日本ハムファイターズ松岡 洸希投手埼玉西武ライオンズ
東京ヤクルトスワローズ成田 翔投手千葉ロッテマリーンズ
横浜DeNAベイスターズ笠原 祥太郎投手中日ドラゴンズ
阪神タイガース大竹 耕太郎投手福岡ソフトバンクホークス
読売ジャイアンツオコエ 瑠偉外野手東北楽天ゴールデンイーグルス
広島東洋カープ戸根 千明投手読売ジャイアンツ
中日ドラゴンズ細川 成也外野手横浜DeNAベイスターズ
2022年現役ドラフト結果

まとめ

『現役ドラフト(ブレークスルードラフト)』とは?

出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させる目的で、 他チーム所属の現役選手を指名し獲得できる制度のこと !

ついに「現役ドラフト」が始まりました!

すでにメジャーリーグで導入されている「 ルール・ファイブ・ドラフト 」のように、より細かい規定も回数を重ねると決まってくるでしょう。

メジャーリーグの「ルール・ファイブ・ドラフト」では、才能が見いだされ、オールスター出場や、タイトル獲得、さらには野球殿堂入りした選手もいます

日本でも導入されれば、今まで活躍できなかった選手が他球団に行くことで、環境が変わり才能が開花する選手が生まれてくることでしょう。

選手からすれば、メリットの多い制度なのではないのでしょうか!

今回の記事を読んで、少しでも「現役ドラフト」に理解していただけたら嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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