野球歴約30年。野球ショップに勤めています。バント店長です。
プロ野球を見ていると、たまに『支配下登録』という言葉を聞きませんか?
聞いたことはあっても、その意味などわからない方もいるのではないでしょうか?
また、「支配下登録」と「一軍登録」は何が違うの?と思う方もいるかもしれません。
今回は野球における「支配下登録」の意味と、「一軍登録」との違いなどについて解説していきます!
まずは簡単に、用語解説とその由来を紹介します!
用語解説
- 支配下登録とは?
- 正式名称は、「支配下選手登録」。球団と選手間で独占的に契約を結べる状態であることを、リーグに届け出ること。
1球団につき70名まで登録することができます。
バント店長
一軍、二軍に所属する、一軍の試合に出場できる権利を持つ選手のことを「支配下登録選手」というよ!
ポイント
- 支配下登録選手は、1球団につき70名
- 育成選手は含まない
支配下登録されるとどうなる?
支配下登録について、以下が決められています。
- 他のチームでのプレー禁止
- ペナントレース、オールスター、プレーオフ、日本シリーズに出場する義務
- 日本人選手のみならず、外国人選手にも適応
上記を違反するともちろん、契約義務違反ですので解雇処分の場合もあります。
ここで、一軍登録との違いについて見てみましょう。ます、「一軍登録」の用語解説からいきます。
「一軍登録」とは?
「一軍登録」とは…
正規名称は、「出場選手登録」。支配下登録選手のなかから、一軍の試合に出場する権利を有する選手を登録すること。
出場選手登録は最大29人。
ベンチ入りメンバーの人数は最大25人。
「一軍登録」と違い
つまり、一軍登録とは、支配下登録された中から、さらに選出されることをいいます。
図でイメージすると下図のとおりです。


支配下登録されるには、主に2種類のルートがあります。
- ドラフト会議にて支配下指名される
- 育成契約ののちに、支配下登録される
ニュースなどでよく聞く「支配下登録」は②の場合がほとんどです。
ソフトバンクの千賀滉大選手のように、支配下登録外だった元育成選手が日本代表になることもあります!

『支配下登録』とは?
球団と選手間で独占的に契約を結べる状態であることを、リーグに届け出ること!
『支配下登録』されるとどうなる?
一軍の試合に出場する権利を有する。ただし、さらに一軍登録(出場選手登録)される必要あり!
よく聞く「支配下登録」についてまとめて見ました。
70人という枠があったと知らなかった人もいるのではないでしょうか!
意味を理解して、より一層プロ野球を楽しんでください!