2023年3月には、4年に1度の野球世界大会「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」が開催されました。
今回この記事では、WBCの特別ルールについて、小学生でもわかるように解説していきます!
チームに関連するルールです。
1チーム30人まで。
うち投手を14名、捕手を2名登録しなければならない。
以下の7つの出場資格いずれかに該当すれば、その国の代表として出場することができる。
- その国の国籍を持っている
- その国の永住資格を持っている
- その国で生まれている
- 親のどちらかが、その国の国籍を持っている
- 親のどちらかが、その国で生まれている
- その国の国籍または、パスポートの取得資格がある
- 過去WBC大会で、その国の出場枠に登録されたことがある

選手が負傷した場合は、選手の入れ替えが可能。
ただし、以下の条件付き。
- 事前登録リストに登録した選手のみと入れ替えが可能
- 入れ替えはそのラウンドが終了した後
- 投手は投手と、野手は野手としか入れ替えはできない
- 捕手が負傷し、捕手が1人以下になる場合にはラウンド終了前に入れ替えが可能
本メンバーには選ばれなかった、投手の予備登録選手枠のこと。
最大10名まで、指名投手枠の指定が可能。
指名投手は最終メンバーに2名まで登録が可能。
1次ラウンド、準々決勝ラウンド終了後には、指名投手同士のみで入れ替えが可能。
名前 | 所属 |
---|---|
藤井 皓哉 | 福岡ソフトバンクホークス |
平野 佳寿 | オリックス・バファローズ |
山崎 颯一郎 | オリックス・バファローズ |
岩下 大輝 | 千葉ロッテマリーンズ |
種市 篤暉 | 千葉ロッテマリーンズ |
森浦 大輔 | 広島東洋カープ |
清水 昇 | 東京ヤクルトスワローズ |
田中 将大 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
試合形式のルールについてです。
1次ラウンドのみ適用。
イニング | 点差 |
---|---|
5回以降 | 15点差以上 |
7回以降 | 10点差以上 |
延長10回以降はタイブレーク制が適用。
- 0アウト、ランナー1.2塁
- 継続打順(前の回の最後にアウトになった打者の次の打者から、攻撃が開始)
- 走者は前の回に最後にアウトになった打者

全試合でDH制(指名打者)が採用。
「大谷ルール」を全試合で適用可能。
「大谷ルール」は、先発投手がDH兼任で打席に立つことができるルールのこと。
リプレイ検証は、ラウンドによって1試合のうちにできる回数が異なります。
– | 1試合につき |
---|---|
1次ラウンド | 1回 |
準々決勝 | 1回 |
準決勝 | 2回 |
決勝 | 2回 |
成功した場合にはノーカウントとなり、何回でもすることができます。
投手の登板に関するルールです。
ラウンド毎に制限数は異なる。
– | 球数上限 |
---|---|
1次ラウンド | 60球 |
準々決勝 | 80球 |
準決勝 | 95球 |
決勝 | 95球 |
打席中に投球制限数に達した場合には、その打席が完了するまで投球が可能。
また、敬遠の球数は投球数には含まれない。
球数と連続登板によって、登板日間隔を開けるよう定められています。
- 1試合で50球以上投げた場合には、中4日を空けなければならない
- 1試合で30球以上投げた場合には、中1日を空けなければならない
- 2日連続で投げた場合には、中1日を空けなければならない
– | 1試合で50球以上 | 1試合で30球以上 ・ 2日連続登板 |
---|---|---|
月曜日 | 登板日 | 登板日または登板2試合目 |
火曜日 | (中1日目) | (中1日目) |
水曜日 | (中2日目) | |
木曜日 | (中3日目) | |
金曜日 | (中4日目) | |
土曜日 | ||
日曜日 |
また、3日連続で登板することは禁止されています。
特定のバッター1人あるいは2人に対して、限定的に投げるピッチャーのこと。「ワンポイントリリーフ」のこと。
登板した投手は、最低でも3人の打者と対戦するまで降板することができない。
今回は、「WBCの特別ルール」について解説してきました!
WBCは各国の維持とプライドがぶつかり合う、大きな世界大です。
出場資格を知ることで、WBCをより一層楽しんでいただけたら幸いです!
最後まで読んでいただきありがとうございました!